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【数学・本質】点が集まると線になる理由を解説!え?0+0+0+…=1 ?!

こんにちはmysです!

今回の話は前回に引き続き、点と線についてです。

まだ前回の記事を読んでいないという方は
目を通してみると今回の話がスムーズに飲み込めると思いますので
是非読んでみてください!



目次

1.予備知識

今回の記事を理解する上で必要な知識は2つです。
それは定義についてです。

1つ目は定義についてです。

定義についてはTORMの別の記事で解説しているので

【数学・本質】『公理・定義・定理』違いわかる?3つについてわかりやすく解説!ついでに命題も! - TORM


こちらを見てください。

2つ目は次元についてです。

次元がなんなのかはおいておいて、
点、線、面、空間の次元を覚えていてください。

点は0次元、線は1次元
面は2次元、空間は3次元
となります。

それでは本編に参りましょう。

2.点を集めても線にならない?

前回は無数の点を集めると線になる
というように言いましたが

それは嘘です。

しかし本当です。

もう意味がわかりませんね。

点は長さが無いのでつまり
点は長さ0ですね。

また、線には長さがありますよね。

そうすると大変なことになるわけです。

例えば長さ1の線があったとします。
線は無数の点の集まりだとすれば、

線を作っている点の長さを全て足したもの
線の長さは同じになるはずですよね。

ということは

長さ0の点を無限に足す長さ1の線になりますね。

ということは

0+0+0+…=1

このようなわけのわからない式が出来上がってしまう訳です。

まあこんなことはあり得ません。

ではどうすれば矛盾をなくせるのでしょうか?

3.定義を変える。

見出しから察せる人がいたらその人はかなりの数学上級者です。

どうがんばっても矛盾が起きてしまうなら、
諦めて定義を変えるしか無いのです。

そして、こんな定義をします。

点とは
線と線の交わる所のこと
(ただし線と線が重なっていない場合)
である。

f:id:TORM1104:20191124004210p:plain

さて、この定義で何が変わったかを見ていきましょう。


今までは点の集合が線であるという定義でしたので

点→線

の順番で定義しています

それに対して、今回は

線があることを仮定して、

線→点

の順番で定義しています。

これによって、

線が存在すること自体が
点の集まりで線が構成されている
ことの説明となるわけです。

では線の定義はなんでしょうか?

4.線の定義は?

さあ線→点の順番で定義しようというなら
線の定義も変えなければいけません。

勘の良い人はわかると思います。

線とは
面と面が交わっている所
(ただし面と面が重なっていない場合)
である。

f:id:TORM1104:20191124004247p:plain

同じパターンですね

今まで

点→線→面

としていたのを

面→線→点

としたわけですね

こうすると面の定義も
同じように
空間と空間の交わる所となりますね。

そしてこれは次元を考えると
面白いことがわかります。

今までは

点(0次元)→線(1次元)→面(2次元)

だったのが

面(2次元)→線(1次元)→点(0次元)

となっています。
つまり、

低次元から高次元

と定義していたのを

高次元から低次元

と定義しなおしているんですね。

実はこれ、数学でよく使われる技なんです。

このようにして定義すると、
矛盾が無くなりますね
これでめでたしめでたしとなります。

では、今回はこの辺で
御精読ありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

5.補足

さて問題です。

長さ1の線と長さ2の線
どっちがより多くの点が集まっているでしょうか。

実は同じなんです。

なぜそうなるのかは集合という概念があるとわかります。

それについては今後書いていきたいと思うので是非見てください!

それでは、
ありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

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